大山寺本堂(だいせんじほんどう)・鐘楼(しょうろう)

文化施設歴史 鳥取県西伯郡大山町大山 0859-52-2158(大山寺)

国登録有形文化財
大山栄華の歴史の象徴
僧兵3000人の魂が今ココに・・・

大山寺本堂
山岳信仰に帰依する修験道の修行道場として栄えた大山寺。
平安時代以降、山岳信仰の仏教化が進むにつれて寺院が増え、最盛期には100を超える寺院と3000人以上の僧兵をかかえるほど。一大勢力として、比叡山、吉野山、高野山に劣らないほどの隆盛を極めていました。
しかし、明治初期の神仏分離・廃仏毀釈をきっかけに衰退の一途をたどり、数多くあった寺も現在は4つの参拝堂と10の支院を残すのみ。
本堂は天台宗の古刹で、昭和3年に鐘楼と共に一度焼失、鐘楼は昭和25年、本堂は昭和26年に再建されています。もとの大日堂で、明治8年以降本堂となる。大山寺の開創は養老2年(西暦718年)金蓮上人が地蔵菩薩をお祀りし、修験道場として開かれましたが、貞観7年(西暦860年)天台宗第4代座主慈覚大師により天台宗に。
近世、封建時代には江戸幕府より3000余石寺領をゆるされ、別格本山としてその隆盛を極めました。
現在の本堂は、昭和3年の火災で焼失したものを昭和26年に再建したものです。
その後、大山寺本堂と鐘楼は、平成29年10月に文化財として国に登録されました。

基本データ

おすすめポイント

そんな山岳信仰に帰依する修行道場として栄えた古刹を舞台に、3年ごとの5月、博労座駐車場から、大山寺参道、そしてココ大山寺を舞台に繰り広げられる御幸(みゆき)は、古の装束をまとった男たち、また煌びやかな御輿が参道を練り歩くこの地方独特の時代行列。
平安時代に始まったと言われる大山寺の祈願法要で、地元の人からは「大山さん」と呼ばれ親しまれるなど長きに渡り受け継がれてきた伝統行事です。

所在地 鳥取県西伯郡大山町大山
電話 0859-52-2158(大山寺)
アクセス (車)米子道米子ICより県道24号線(大山観光道路)経由、博労座駐車場まで約15分。大山寺参道を徒歩約15分
  (バス)JR米子駅から日交バス大山寺行でバス停大山寺下車(約50分)、大山寺参道を徒歩約15分
ホームページ https://daisenji.jp

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