1000年以上も続く大山山頂の御神水と薬草を持ち帰り御神前に捧げる神事です。
14日の午後7時より奥宮幣殿にて催行される夕祭から始まり、幣殿や翼殿で参加者持ち寄りの酒肴で直会が開かれます。
幣殿での飲食が許されるのはこの日のみです。
15日の午前2時より派遣祭、湯立て神事が催行され、神職2名、先達1名、強力3名、一般参加の随員若干名が山頂へ向け出発します。
午前5時、山頂台地の石室で山頂祭を行い、石室前の凡字池で御神水を汲みとり、そこにある薬草を刈り取って、下山します。
午前8時、大神山神社奥宮で正祭が行われ、参列者に薬草(ヒトツバヨモギ)が配られます。
このヒトツバヨモギは良く洗って陰干しし、煎じて飲めば万病に効くとされています。
山頂祭は、悪天候の場合、神社の判断により中止する場合があります。
どなたでもご参加いただけますが、直会(なおらい。祭祀の最後に神事に参加したもの一同で神酒をいただき神饌を食する行事)は持ち寄りで行われますので、お食事は各自でご準備ください。その他、自然石の石畳の参道は大変歩きにくいですので歩きやすい履物と帰り道は真っ暗なため足元を照らすライトが必要です。
なお、神社へお入りになる場合は神聖な場所ですので必ず「靴下」を履いて拝殿へ入室してください。
履いておられない場合は、拝殿へ入室ができない場合がありますのでご注意ください。
山頂祭参加を希望される方は、大神山神社奥宮へ事前申請が必要となります。深夜登山のできる充分な装備をご準備ください。
山頂祭の参加人数には限りがありますのでご了承願います。
大神山神社奥宮にて登山経験・装備等が不十分と判断した場合、また 定員に達した場合はご参加いただけませんのでご注意願います。
詳しくは大神山神社奥宮までお問い合せ下さい。
大神山神社奥宮 0859-52-2507
7月14日 午後7:00頃~ 夕祭 (大神山神社奥宮内/観覧自由)
7月15日 午前2:00頃~ 湯立神事 (大神山神社奥宮裏手)
湯立神事後、出立式を行い山頂へ向かう。
午前5:00~6:00頃 石室到着後、神事を行い、もひとり及び薬草を採取し下山
午前8:00 神社到着、神事(もひ【水】及び薬草を奉納)
※早く到着する場合があります。
神事終了後、下山神社にて霊大祭が行われます。(観覧自由)
文化施設歴史鳥取県西伯郡大山町大山 0859-52-2507(大神山神社奥宮)
大神山神社奥宮 本殿・幣殿・拝殿【国指定重要文化財】
大神山神社神門(逆門・後向き門)【県指定保護文化財】
石畳の参道の果てに立つ全国最大規模の権現造りは僧兵修験の舞台がはじまり