高さ50mに及ぶそびえ立つ断崖、この場所は金門と呼ばれています。
まるで門から一対の金剛力士像がこちらを見下ろしているかのようです。
伝説によると八大龍王(仏教を守護する8体の竜神)が岩壁を切り開いたと言われ、そこに現れた金剛鳥が釈迦の徳を讃えて金門と名付けたといいます。
金剛鳥は修行する人の守護神とされる金剛童子の化身で、上半身は子ども、下半身は鳥の姿をしています。
そのころからこの山を大山と呼ぶようになり、金門はかつて大山の聖域への入口でした。
現在は通行ができなくなっていますが、古い写真ではこの金門を通って参拝しています。