利生水(りしょうすい)

利生水

ある日、人々に説法して旅をしていた行基が、大山に訪れました。この場で修行を行おうとしたところ、必要な水が足りませんでした。そこで文殊菩薩に祈りながら金剛杵(こんごうしょ)で岩を砕いてみると、水がこんこんと溢れ出しました。その後も、その水は枯れることなく湧き続け、いつしか文殊菩薩の恵みの水として、「利生水」と呼ばれるようになりました。

この水で髪を洗えば美しい髪になると言われ、多くの人が訪れたそうです。また、悪いところにつけるとたちどころに治るとも伝わっています。

周辺マップ


上へ戻る